マンション管理組合運営をもっと効率的にしたいと考える人は多いと思います。組合の総会で複数人の役員を選任して、毎月の理事会に出席し運営していく事が何だかんだ言ってもやはり面倒であり、管理会社としても担当フロントが土日に休日出勤をして理事会に出席するのも人手不足から難しくなっている現状があると思います。フロントマンが相当数の担当棟を抱えながら、移動時間をかけて理事会をこなし、役員が貴重な休日を使って理事会に出席している現状を打破できないものでしょうか?

ネット上で理事会をやる2つの方法

以前、web理事会をしようにも書きましたが、ひとつはテレビ会議のようにインターネット上で理事会を開催する事で、どこに居ても出席が可能にする事と、ネット上に議案をあげて賛否の投票で決議する電磁的理事会のふたつがあります。

後者は役員同士で顔を突き合わせての議論をおこなわないので、重要な課題を討議していくことは難しいですが、軽微な修繕や備品消耗品関係の発注・承認など、集まって決めるほどの議題では無いものには有効です。

また、フロントの収支会計の月次報告や管理業務報告を聞くにしても動画配信などネット上で事足りるような気がしますし、質疑もスマホアプリなどで行えば良いと思っています。

管理員や清掃員もIT化?

社会保険加入者の拡大、採用応募者減による賃金等のコスト上昇で、管理会社も人材を確保するのが難しくなっていると思います。従来型の管理員勤務形態といえば、日勤管理方式・巡回管理方式・住込管理方式などがありますが、人間の管理員から、例えばペッパー君のようなロボットを置き、清掃はルンバのようなお掃除ロボットでおこなうなどの開発を進めていく必要があるのではないでしょうか?

少子化の波が確実にやってきますし、早いうちから対策を練っておくべきだと考えています。