ハッチ

子供のころマンションで遊んでるときに、「はしごを登ってハッチを開けてみたい」とか「この扉の向こうはどうなってるのか?」などの好奇心があったことを思い出します。意を決して開けようとしてみても、たいてい鍵がかかっていてビクともしないので、ガッカリしていましたが、今にして思えばとんでもない行動でした。
いま、そんな子供を見かけたら「遊ぶところじゃない!」と厳しく注意すると思います。

管理会社の社員になれば、ごく普通の業務としてハッチを開けて屋上にあがるし、地下受水槽室や塔屋のエレベーター機械室にも行きますが、仕事として立ち入る分には特にワクワクしたりすることはありませんでした。それは、その先がどうなっているのか想像がついてしまうという事も関係があるかも知れませんが、子供時代に感じていた好奇心をすっかり忘れていました。

冒頭の画像は、ハッチが壊れて閉まらなくなったため、修繕手配をしようとして撮影したものですが、まじまじと眺めているうちに昔のことを思い出し、今も昔もずっと繋がっていることを感じながら、この先も仕事に励んでいこうと改めて思いました。