水道メーターや配管、ガスメーター、給湯器などが入っている扉をPS(パイプスペース)扉と呼びます。
おもに鉄製で、定期的に塗装工事をしないと、下記のとおりサビ汁垂れが目立っていきます。
それでも放置していくと、腐食して穴があいていく状況になってしまいます。
(建物の構造上、雨掛かり部分は腐食が顕著になるので、サビにくいステンレス製扉への更新を検討する場合もあります。)
維持修繕の計画について
国交省作成の長期修繕計画書では、鉄部分を概ね5年以内に塗装工事をする事が望ましいとされています。
修繕積立金会計の計画修繕工事の予算取りがうまく取れるのであれば、5年周期の確保できると思いますが、資金面でうまく計画が出来ないケースも多いでしょうから12~13年周期の大規模修繕工事の間に1回鉄部塗装工事を入れるというのが現実的には多いかも知れません。
PS扉以外に、鉄部塗装工事の代表的な箇所と言えば、玄関扉の枠、鉄骨階段、消火栓ボックス、雨樋や支持金物、非常階段扉、臭気筒などがあり、大規模修繕工事の際の、足場が無ければ工事が出来ない場所もあります。
鉄部のサビは、見た目的にも非常に見苦しいので、計画的にきちんと改修工事をすることが良いと思います。